習近平政権2期目スタート 指導部新人事から読み取るもの
中国の第3期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第1回会議は20日閉幕した。開催期間が16日間と異例の長さとなった今回の全人代会議では、国家主席・副主席の任期撤廃をめぐる改憲案が通過し、国家副主席や最高行政機関である国務院総理・副総理などの主要人事が決定された。
この結果を見るかぎり、昨秋党大会の最高指導部人事をめぐって始まった習近平陣営と江沢民派との間の権力闘争は、さらにヒートアップしたとの印象を受けた。両派の闘争は今後も続くとみられる。
今年の両会(全人代と全国政治協商会議)の最大の焦点は、王岐山・前中央政治局常務委員の去就だ。17日、王氏が国家副主席に選出された。今後5年間、中国最高指導部はこれまでと同様に、習近平・王岐山コンビの「習王体制」が続くとみられる。
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