2017年11月、韓国ソウルで、平昌オリンピックのボランティアスタッフのユニフォームを披露した。参考写真(Chung Sung-Jun/Getty Images)
平昌オリンピック

韓国政府、北朝鮮五輪参加団の滞在費負担 ユニフォーム着用拒否の可能性も

1月9日に板門店で開かれた南北閣僚級会談で、北朝鮮の平昌冬季五輪の参加が決まった。韓国の報道によると、韓国政府が北朝鮮の閣僚級、選手、応援など8つの分野にわたる最大規模の一行に対して、滞在費用を支援することに合意した。国際社会の北朝鮮に対する経済制裁には抜け穴となり、今後の歩みに北朝鮮が主導権を握る口実となる恐れがある。

韓国統一省は10日、実務協議を介して北朝鮮参加団の規模、費用支援の方法を具体化すると発表した。ただし、国連安保理制裁違反になるとの見方について、米韓政府関係者らは答えを保留している。

滞在支援は、具体的に食・宿泊・交通費用を韓国側が提供するということについて、複数の韓国メディアが各々の解釈を示した。北朝鮮は2002年釜山アジア競技大会を皮切りに、毎回参加するたびに滞在費を名目に現金を要求してきた。今回は安保理制裁のために、大量の現金支援(bulk cash)を禁じている。

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