在米中国政治評論家の陳破空氏(陳柏洲/大紀元)

党大会で習近平氏が得たもの、失ったもの=陳破空氏

「今回の党大会では、王岐山氏は仕方なく『以退為進』(前進するためにひとまず後退すること)したのだろう」。このように話したのは米ニューヨーク在住の中国政治評論家で、80年代後半中国の民主化運動に関わった陳破空氏だ。

18日から24日まで約1週間の日程で開催された共産党党大会で、最高指導部人事の刷新が行われた。習近平政権のむこう5年間を占うポイントの一つとなったこの人事刷新は開会前から大きな注目を集めていた。

陳破空氏は米の中国語テレビ放送局「新唐人」の番組で、党大会で習近平氏は主に2つの成果を収めた一方で、不首尾に終わったことも2つあると分析した。

▶ 続きを読む
関連記事
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する
中国当局は半導体やAIなどの先端技術に巨額を投じる一方、家計消費は低迷し、若者の就職も厳しさを増す。投資と借り入れに頼る成長の限界を分析する
中国共産党(中共)当局は9月21日、中央軍事委員会の張又侠副主席と、同委員会統合参謀部の劉振立前参謀長について、党籍と軍籍を剝奪したと正式に発表した。
トランプ・習会談を控え、米中が貿易委員会とAI対話の稼働で合意。国家安全保障に関わるAIインシデントの通報メカニズムや、非敏感な消費財の貿易継続に向けた協議が進められている
習近平氏は9月の訪米を通じ、米中関係の安定と経済・貿易摩擦の緩和を目指すとみられる。体制内関係者は、第21回党大会を前に経済立て直しと党内安定のための「時間稼ぎ」だと分析する