マック限定「四川ソース」供給不足で騒動 ネット価格5万円に暴騰=米国
米マクドナルドは、チキンナゲットのソースの限定味として、20年前に販売した唐辛子の効いた「四川味」を、一日のみ再販した。しかし供給不十分となって苦情が相次ぎ、一部店舗では警察が対応する騒動に発展した。
四川ソースは1998年、マクドナルドがスポンサーを務めたディズニー映画『ムーラン』のプロモーション商品として販売した。このたび、人気TVアニメ「リックアンドモーティ」の登場人物がソースの再販を促すよう表現したため、実際に、再販に向けたネット署名活動がファンを中心に展開していた。
マクドナルドは10月7日限定で四川ソースの販売を発表。この一報を受けて、幻のソースを求めたファンが各店舗に駆けつけた。
Oh…did-did you guys want this? Szechuan Sauce…on a poster & maybe your taste buds: only on 10/7. Full deets at https://t.co/7WUSDF1C3v pic.twitter.com/eT4PxW3fEi
— McDonald’s (@McDonalds) 2017年10月1日
「私たちはソースが欲しい!」顧客たちは長時間並んだにも関わらず、ソースが売り切れたことに憤慨していた。少なくとも、一店舗では警察が対応する事態となった。
マクドナルドは9日、「超限定生産のソースであり、皆さんに行き届かなかったことに陳謝する」と謝罪コメントを発表し、「今冬には十分な量を提供する」計画があるとした。
20グラムほどのわずかなソースは、現在5万円ほどの高額な値段でネットで出回っている。米フォーチュン紙は「マクドナルドは供給量が少ないにもかかわらず、過剰広告を行った」として非難した。
(翻訳編集・佐渡道世)