高台から平壌の街を望む観光客、2017年9月撮影(ED JONES/AFP/Getty Images)

平壌「建設ブーム」北朝鮮経済支えるのはやっぱりあの国

核実験やミサイル発射を強行することで国際社会から制裁がくだる北朝鮮。いっぽう、金正恩政権以後、脱北者は半減し、首都ピョンヤンには新しいビルが立ち並び、国内経済は「成長している」と専門家は分析する。米コロンビア大学法学部の韓国法律研究センター研究員アンリ・フェロン(曹咏理)氏は、このたび北朝鮮評論メディア、38north.orgにて分析を示した。下記はその抄訳。

平壌の中心にそびえたつ、105階建ての柳京(リュギョン)ホテル。建設は80年代に始まったが、いまだ完成していない。廃れた三角形のランドマークは確かに目を引くが、実際、街には新たなビルが立ち並び、10年前とは様変わりしている。

2012年に48階建てのタワーマンション18本が平壌市内の中心に登場したとき、外交官らは米マンハッタンにちなんで「ピョンハッタン」と名付け、見かけ倒しだとせせら笑った。しかし、現実に、金正恩政権以後、新しい住宅開発が続いている。

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