多くの人々が習近平氏が文化大革命を再開しようとしていると指摘しているが、実際の目的は戦争体制の再建であると考えられる(CLAUDIO REYES/AFP/Getty Images)

中国メディアが異例の報道「中国軍に実戦は無理」

中国共産党メディアと軍の新聞はこのほど合同で、中国軍は実戦に耐えられないだろうとする、極めて異例の報道を行った。記事は、軍制改革が行われた背景にも言及している。

9月10日に掲載されたこの記事では、軍制改革の重要なスケジュールと、既に実施された具体的な内容を、初めて詳細に紹介したうえ、中国軍が現在深刻な危機に直面していることを認め、中国はかつてないほどの安全保障上の問題やリスクを抱えていると述べた。

2012年の共産党18大以降、軍制改革の必要性と緊急性を訴えるシグナルが、再三にわたり発せられてきた。13年11月、第18回三中全会の席で、軍制改革は「党の意志及び国家的行為のレベル」に上げられ、初めて単独の項目として全会の決定事項に盛り込まれた。

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