北ミサイル発射、飛距離3700km 中距離ミサイルか
政府は、15日朝6時57分ごろ、北朝鮮がミサイル1発を発射し、7時4分ごろから6分頃に北海道の上空を通過したと発表した。7時16分ごろ、襟裳岬の東から2000キロの太平洋上に落下したと推定している。
韓国軍によると、発射されたミサイルの最高高度は約770キロメートル、飛距離は約3700キロメートルだった。米太平洋軍は北朝鮮が発射したのは中距離弾道ミサイル(IRBM)との初期の分析結果を発表した。
菅官房長官は記者会見で、現時点で日本の領域への落下物は確認されておらず、付近海域と空域での船舶と航空機などの被害情報はないとした。
7時00分、北海道、青森県、岩手県、宮城県など東北地区を中心に、Jアラートが発信された。ミサイルの落下や爆発に注意を呼び掛けた。
北朝鮮国営朝鮮中央通信は14日に、11日国連安全保障理事会(安保理)で採択された追加制裁決議に強く反発する声明を発表し、「取るに足らない日本列島の4つの島を核爆弾で海中に沈めるべきだ」「アメリカの本土を灰と闇に変えよう」と威嚇した。
北朝鮮に影響力を持つ中国当局とロシアも、米国が主導した追加制裁に同意した。
(編集・福田 春代)
関連記事
[ワシントン 10日 ロイター] – バイデン米大統領は11日、インドのモディ首相とバーチャル形式 […]
[パリ 8日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が8日発表した3月の食料価格指数は159. […]
バイデン米政権でインド太平洋地域政策を統括するキャンベル調整官は5日、ロシアによるウクライナ侵攻が続いても米国 […]
[マニラ 28日 ロイター] – フィリピン軍と米軍は28日、2015年以降で最大規模となる合同軍 […]
2019年に中国当局の宗教弾圧から逃れるため、韓国の済州島(チェジュ島)に渡った中国のキリスト教信者60人が、中国に強制送還されるという問題に直面している。