北朝鮮の国営メディアが4日に公開した、金正恩・朝鮮労働党委員長が核実験実施について3日、会議している模様(Getty Images)
緊迫の朝鮮半島

北朝鮮、9日前後にミサイル発射の可能性=韓国情報機関

韓国の国家情報機関(国情院)は4日、国会の緊急会合で、北朝鮮が弾道ミサイルを北太平洋に向けて通常の角度で発射する可能性があると報告した。韓国・聯合ニュースが報じた。

国情院によると、北朝鮮は9月9日の建国記念日の前後に、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、中距離弾道ミサイル「火星12」、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星14」を通常角度で発射する可能性を指摘した。金正恩政権が緊張状態を作り体制強化を図る狙いがある。

北朝鮮は3日、6回目の核実験を強行し「ICBM搭載用の水爆実験に成功した」と発表した。韓国国防部はこの核実験の威力を50キロトン(1キロトン=TNT火薬1000トンの爆発力)と推定。前回の核実験(約10キロトン)の5倍に相当する。また、国情院によると、新たな核実験用の坑道は完成しており、次回の実験も「いつでも可能」な状態にあるという。

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