2015年9月25日、訪米した習近平主席とオバマ大統領。ワシントンDCのホワイトハウスで(Chris Kleponis-Pool/Getty Images)
米中関係

オバマ政権は「中国政権の転覆」について議論しなかった=元ホワイトハウス高官

ホワイトハウス元高官によると、中国共産党の中央当局では数十年に渡り「米国は、中国の政権を転覆させようとしている」といった被害妄想的な恐怖を抱いており、いまだに中国の対米政策に影響をおよぼしている。しかし、実際の「転覆」計画については、オバマ政権内では「議論しなかった」という。

オバマ政権で対中政策上級顧問を6年間務めた親中派エバン・メデイロス氏は、7月6日、米国の著名シンクタンク・戦略米国際研究センター(CSIS)での公開討議で、最新の米中関係について、学者や研究者たちと議論した際、冒頭の見方を示した。

メデイロス氏によると、オバマ前大統領、バイデン前副大統領、ほか国家安全保障担当は、中国の政治制度と米国の国家安全保障担当は、中国政権転覆案については「誰も話さず、一度も議論しなかった」と述べた。

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