北ミサイル、意図的に射程を抑えて発射=韓国国防部
韓国の国防部は31日、国会の国防委員会で北朝鮮が29日に発射した「火星12」について、「中距離弾道ミサイル(IRBM)を通常角度で、約2分の1の射程距離で発射実験した」と分析した。
また、今回の弾道ミサイルは「日本本土を越え、東側に約2700キロ飛行した」と説明した。火星12の射程は4500~5000キロと推定される。
最大射程に届かなかった理由について、韓国国防部は北朝鮮は半分ほどに故意に射程を減らして発射した」と分析している。産経新聞も、防衛省幹部の話として「燃料を減らしたり、途中で燃焼を止めて意図的に距離を抑えたりした可能性もある」と伝えた。一方、元自衛艦隊司令官の香田洋二氏(元海将)は、ミサイルを推進させるブースターを切り離すタイミングが遅れたなどの理由で距離が延びなかった可能性があると指摘した。
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