触ったら危険

「海のナメクジ」ブルードラゴン 目を奪われるほどの美しい青色

青い模様に覆われている、この不思議な形をした生物をご存知ですか?これはアオミノウミウシという軟体動物で、別名「海のナメクジ」。体長2〜3センチにも関わらず、を蓄えているので注意が必要です。目を奪われるほどの美しい色から、ウミツバメ(Sea Swallow)、青い天使(Blue Angel)、あるいはブルードラゴン(Blue Dragon)とも呼ばれています。

YouTube Screenshot | Epic Wildlife

このアオミノウミウシが主に棲息するのは、南アフリカ、モザンビーク、オーストラリアの海。日本の南西諸島や小笠原諸島などでも、稀に見られることがあります。普段は青色のお腹を上にし、銀色の背中を下にして仰向けに浮かんでいます。この色のコンビネーションが、上下から狙ってくる敵の目をごまかす役割を果たしています。

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アオミノウミウシの最も突出した能力は、毒を持つ生物から毒を採集できること。大きくて危険な生物から毒を取り込み、自身の突起物の中にある「液嚢」に濃縮し、保存します。そのため、美しいアオミノウミウシに出会っても、決して触ってはいけません。小さくても十分な毒を持っているので、刺されると非常に危険です。

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Credit: Wikipedia

 

(翻訳編集・豊山)