イラク首相がモスル訪問 ISから奪還宣言
イラク暫定政府のハイデル・アル=アバディ首相は、同国北部最大の都市モスルが3年ぶりに過激派組織ISによる占拠から解放されると宣言した。さらに、急速に拡大したIS勢力と暴力性を明かし、世界に警告した。
アバディ首相は、暫定政府公式ツイッターで、ISが占拠する最後の砦となっていたモスルの奪還を確信するとともに、軍とイラクの人々に「お祝いを述べる」と祝福した。
勝利は確実としながらも、アバディ首相は、IS戦闘員がまだ残っているとし、正式な勝利宣言の演説は見送った。
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国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、最新の調査に基づく報告書で、イラク第2の都市モスルにおける凄惨な戦闘と、何年にもおよぶ過激派組織「IS(イスラミックステート/イスラム国)」支配下での暮らしによって、子どもたちが危険な水準の心的外傷を受けていると明らかにした。