公立校で有神論授業の開講を許可 米ケンタッキー州で法案通過
米ケンタッキー州で6月28日、公立の小中学校で有神論の授業を行うことを許可し保護するという法案が通過した。提出した共和党下院議員のD.J.ジョンソン氏は「米国の独立宣言やその他の重要な法律は、いずれも聖書に記述されている『神の前に人間はみな平等』という原則に基づき制定されている」と述べ、聖書は国家の成り立ちと不可分の存在であるとの見方を示した。同日、フォックスニュースは伝えた。
聖書には、神は万物の創造主であり、神の前に人間はみな平等だと書かれている。また、人は神の求める道徳規範を守って、博愛、忍耐、自律、誠実といった長所を伸ばすべく、日々努力し続けることが必要だとも記されている。
また、ケンタッキー州知事マット・ゲビン氏の「学校で『聖書』の授業を選択できないのはおかしいと思います。なぜ私たちの国でこうした授業を許容できないのか、理解できません」という発言を報じ、同氏が、アメリカの歴史の中で聖書の教えがいかに重要な役割をしてきたことを学生に理解するために、学校で聖書を勉強することができるようにすべきだとの見解を述べたことを報じた。
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