権力闘争

19大控え、反対派勢力警戒 交互に外遊する習近平氏と李克強氏

今秋の中国共産党・第19回全国代表大会(通常党指導部の入れ替えがある、以下19大)を控え、国家主席・習近平氏と国務院総理・李克強氏は、交互に外遊に出かけ、どちらかが国内に留まるという方針を取っている模様。言いかえれば、それだけ李総理の信任が厚いということがうかがえる。

海外の中国語サイト・博聞社は「中南海消息筋からの情報として、19大を前に、習主席と李総理は反対勢力の動きを厳重に警戒、同時に国を留守にすることを避けている」と報じた。

いきおい慌ただしい日程の外遊を消化せざるをえない。また6月4日(1989年の六四天安門事件発生日)前後は、両氏とも中南海に滞在していた。

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