コミー氏は公聴会でヒラリーのメール疑惑にも言及した。(Chip Somodevilla/Getty Images)

「リンチ元長官から指示受けた」コミー氏証言 ヒラリーのメール問題再燃か

FBI元長官ジェームズ・コミ―氏の証言により、ヒラリー氏のメール問題が再燃した。FBIのコミー元局長はアメリカ上院議会の公聴会で、国務長官時代にヒラリー氏が公用メールを私用に使っていたとの問題について、捜査ではなく「出来事」として扱うよう、リンチ元司法部長から指示されたと証言した。

6月8日、米国上院の公聴会が開かれ、上院情報委員会のリチャード・バー(Richard Burr)主席はヒラリーのメール問題について質問した。コミー氏は、ヒラリーのメール問題を出来事として軽く処理するようリンチ長官から指示を受けたと証言した。米国上院の公聴会では偽りの証言をすると罰せられる。 

上司の要求にコミ―氏は「困惑し、心配した」ため、去年7月にヒラリー問題について独自に活動を始めたと話した。もう一つの決定的な要因は、リンチ元長官がクリントン元大統領と会談をしたとメディアが報じたからだ。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領は国連総会で三件の妨害行為を受けたと主張し、米シークレットサービスが調査を開始したことを明かした。
トランプ大統領がヤンキースタジアムで開催された9・11記念試合に出席。厳重な警備の中、観客と選手から大きな歓迎を受けた。
トランプ米大統領と韓国の李在明大統領が初会談し、造船分野での協力強化や投資拡大で一致。FTAや関税も議題に。
トランプ大統領はロシアとウクライナ首脳会談に進展がなければ大規模制裁も辞さない姿勢を明言。今後2週間で最終判断へ。
トランプ大統領はウクライナの反撃容認発言。米露首脳会談も実現、領土交換協議や支援方針の転換が注目される。