内閣府は18日、1~3月期のGDPは年率2.2%と発表した。東京のビル屋上にはためく日の丸の国旗(KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)
日本経済

1~3月期GDP年率2.2%=内閣府

内閣府は18日、今年1~3月期の実質国内総生産(GDP)の1次速報値は前年同期比0.5%増、年率換算2.2%増と発表した。5四半期連続のプラス成長となった。昨年10~12期GDPは0.3%増(年率1.2%増)だった。

実質GDPの内訳をみると、内需寄与度は前年同期比0.4%、外需は同0.1%と成長率を押し上げた。

項目別では、民間最終消費支出(個人消費)は同0.4%、輸出が同2.1%の高い伸びとなった。世界経済の回復による外需拡大ともに、消費者心理が改善されたことが主因だとみられる。

設備投資は同0.2%増で、2四半期連続のプラスとなった。企業生産活動の活発化で、設備投資の需要が高まったとされる。

住宅投資は同0.7%増。公共投資は同0.1%減となった。

ロイター通信によると、菅義偉官房長官は同日の記者会見で、「景気は緩やかに回復基調が続いているとの認識に変わりはない」との見解を示した。

(編集・張哲)

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。