悲哀こもごも 笑うに笑えぬ中国ネット小話
毒入り食品を製造してもOK、でも危険だと指摘したら逮捕―。共産党による専制政治体制下の中国では、腐敗や汚職が蔓延し、言論や表現は厳しく統制されている。中国のネットユーザは皮肉を込めた「小話」で、裁判や警察でさえ不正がまかり通る堕落した社会で感じた、やるせなさを吐露している。下記はその一部をまとめ、抄訳した。
【現在の国情について】
現代のトレンド:若いうちから母親になるのは貧乏人の娘、若いうちから父親になるのは金持ちの息子。若いうちから家の切り盛りをするのは都会の子ども、若いうちから家を出るのは田舎の子ども。若いうちから国を出るのは政府高官の子ども、若いうちから愛国者になるのは一般市民の子ども。
【あべこべモード】
私の住むこの国は、あべこべモードに突入している:長期に渡り工賃や給料の支払いを滞らせてもOK、でも工賃や給料の支払いを求めたら逮捕。人の家を強制的に取り壊し、土地を違法に取り上げるのはOK、でも自分の家や土地や財産を守ったら逮捕。汚職はOK、でも高官の資産公開を求めたら逮捕。賄賂を貰って法を無視し、冤罪事件をでっちあげるのはOK、でも被害者の人権を擁護したら逮捕。毒入り食品を製造してもOK、でも毒入り食品を危険だと指摘したら逮捕。…
関連記事
中国の街中でまた無差別襲撃。瀋陽で6人死亡か。本紙取材で判明。止まらない社会報復、真相は語られないまま繰り返されてい
中国の教室、発言はすべて記録。今は「何を言わないか」を先に考える場所になっている
中国の清明節で墓参り代行が急増。供花や動画配信、祭文代読まで登場し競争激化。一方で違う墓を拝むミスやトラブルも発生
中国が「レアアース」を外交の武器とする戦略の限界を分析。その優位性は技術力ではなく、環境破壊や低賃金という犠牲の上に立つ危ういものだ。西側の供給網再構築が進む中、中国の地政学的脅迫は通用しなくなる
二十大(第20回党大会)後の中国共産党で、中央委員ら約70名が粛清される異例の事態となっている。文革後最大規模となる指導部の崩壊は、習近平氏による独裁体制の不安定さと、党内闘争の白熱化を浮き彫りにした