米軍、朝鮮半島へ空母派遣「習氏が米の単独行動を黙認か」=専門家
米国海軍当局は8日、原子力空母カール・ビンソンを中心とする艦隊はシンガポールから朝鮮半島に向けて出航したと発表した。これは挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制する目的とみられる。米トランプ大統領が示唆した北朝鮮への単独の軍事行動が現実味を帯びてきた。
英BBC放送によると、打撃群には空母のほかに、誘導ミサイル駆逐艦2隻と誘導ミサイル巡洋艦1隻が含まれる。米海軍第3艦隊によると、打撃群は寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かう途中で北上に計画変更した。
米軍の動きについて、中国国内インターネット上では大きな話題となった。中国人ネットユーザーの間では、北への先制攻撃の可能性が高まったとみて、なかには48時間以内に米政府が攻撃を始めると賭けるユーザーすらいる。
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北朝鮮の国営テレビは19日、新型大出力発動機(エンジン)地上噴射実験に成功したと報道した。これまでと違なり、具体的にどのような目的のエンジンであったかを明確にしなかった。
2016年2月、サイバー犯罪者がニューヨーク連邦準備銀行(FRB)のバングラデシュ中央銀行口座から不正送金を行い、被害総額は8100万ドル(90億円)に上った。この事件に関し、北朝鮮が首謀ではないかと米国政府関係者は考えている。一方で、中国問題に詳しいゴードン・G. チャン氏は、中国が北朝鮮の共謀者であることを指摘した。
中国習近平国家主席は今月6~7日に米フロリダ州パームビーチで、米ドナルド・トランプ大統領と、トランプ政権発足後初の首脳会談に臨むことになった。両国は朝鮮半島、南シナ海などで意見交換をし、貿易や為替などの通商の面で厳しい交渉を行うとみられる。
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