新発見

海に沈んだ「第8の大陸」、NZは94%水没した大陸の一部

地理の授業で、地球には北米、南米、アフリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アジア、南極の7つの大陸があると教えられてきた。新しい研究によれば、もう一つ「新大陸」が加わるかもしれない。

ニュージーランドの地下に存在すると指摘された

新大陸「ジーランディア」(Geological Society of America)

米国地質学会(Geological Society of America)が発表した新しい研究によると、 ニュージーランドは島ではなく、沈んだ大陸の先端であるという。研究者たちが「ジーランディア大陸」と呼んでいる。

発表によると、ニュージーランドは地質学的には島よりも地球の一大陸としての特徴があるとし、面積の94%は海に沈んでいるという。

沈没している部分も含めて、ジーランディアの面積は490万平方キロメートルと、オーストラリアの3分の2程度の大きさで、7大陸内では最小。

「様々な地質学的、地球物理学的な証拠、そして過去20年間におよぶ証拠に基づいて、ジーランディアは大部分が海に沈む隠された大陸だ」と研究者は結論づけた。

この発表について、研究者たちは大陸地殻変動を研究するのに非常に役立つと考えている。

地理学者たちを興奮させる発表だが、世界地図の表示が変わるかどうかは、冥王星が太陽系惑星から外されたのと同じほどに、議論される余地がありそうだ。

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。