宇宙の不思議

【動画】空に青い閃光 国際宇宙ステーションからニコン4Dで撮影 

空に突然あらわれた青い光。国際宇宙ステーションから、地球の大気圏で放電によるまばゆい輝きが記録されていた。

このたびの映像は欧州宇宙機構(ESA)が公開したもので、2015年に宇宙飛行士アンドレアス・モーゲンセン(Andreas Mogensen)氏が国際宇宙ステーションから、フランス西部のビスケー湾上空の雷雨のなかに現れた放電をカメラで撮影したもの。

映像は、時速2万8800キロで巡行する国際宇宙ステーションから撮影された。放電の幅は約1キロで、40キロほどの範囲で確認されたという。 

「毎日、新しい気象現象を記録できるわけではない。(このたびの撮影成功で)研究者はこの興味深い雷雨をすぐに詳しく調べることができる」と、モーゲンセン氏はコメントをつけている。

伝えられるところによると、モーゲンセン氏はニコン4Dのカメラを使用。設定はISO6400、1/24、1942×1080ピクセル。

この珍しい放電は、今回ほどはっきり撮影されたのは初めて。英語圏では「赤いスプライト」「青いジェット」「ピクシー」「妖精」などと呼ばれている。これらはたいてい、雷雨の中を飛行する際に見られるが、記録に残るのは非常にまれ。また、放電は衛星では撮影が難しい地点で発生する。

欧州宇宙機構(ESA)は、「電気嵐は成層圏に到達し、放射線から私たちの環境を守る作用がある」と述べた。

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連記事
「五運六気」に基づく予測で、今後3年間の疫病や食糧危機を乗り越えるための対策を解説。体調管理と備蓄の重要性を学び、2028年の転機に向けた準備を!
春の体調管理にぴったり!五行の理論を活かした「白菜×春菊」のレシピで、肝と肺のバランスを整え、花粉症や風邪の不調を和らげましょう。
植毛は簡単な解決策ではない!手術の歴史から最新技術、回復の過程まで、成功するために知っておくべき重要なポイントを解説します。
唐の時代、宮中の女官が兵士への想いを込めて綿入れ戦袍に詩を忍ばせました。その切ない恋の行方と、思いが繋がる美しい物語をご覧ください。
プラスチックが引き起こす健康リスク、特にマイクロプラスチックががんや肺疾患に与える影響について詳しく解説。生活に潜む危険とその対策方法を知りましょう。