米国ドナルド・トランプ次期大統領に商務長官に指名されたウィルバー・ロス氏(79)は、18日、上院商業科学運輸委員会の指名承認公聴会で、「中国は最大の貿易保護主義国家」と批判し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の批准に反対すると次期ドナルド・トランプ氏の貿易政策を改めて強調した。 (PhotoJoe Raedle/Getty Images)

米次期商務長官「TPPは最良のアイデアではない」 中国の保護主義にも言及

米国ドナルド・トランプ次期大統領に商務長官に指名されたウィルバー・ロス氏(79)は、18日、上院商業科学運輸委員会の指名承認公聴会で、「中国は最大の貿易保護主義国家」と批判し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の批准に反対すると次期ドナルド・トランプ氏の貿易政策を改めて強調した。

ロス氏は中国鉄鋼業の過剰生産とダンピング問題を挙げ、「中国は最大の保護主義国家だ」と批判した。中国鉄鋼製品のダンピング問題は世界各国が直面する問題で今後欧州連合(EU)との連携が必要だとの考えを示した。

17日に開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)では中国習近平国家主席がトランプ氏をけん制する発言をしたばかりだ。両国は貿易に関して早くも舌戦を始めた印象を受けた。

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