中国60都市の大気汚染警報 天津空港は可視距離0メートル
中国北部地域における深刻なスモッグが続いている。中国環境保護部は6日、北京・天津市と河北・山西省に位置する31都市に下された大気汚染赤色警報と21カ所のオレンジ色警報、8カ所の黄色警報を8日まで発した。
環境部は先月1日にも約26都市に下された赤色警報と21カ所の淡色警報を6日まで延長した。当初、 去年の12月30日に当局が発令した大気汚染警報は、元日まで維持した。
一方、 東北部地域における深刻なスモッグと深い霧が重なり、 被害が続出している。4日の午前、 天津空港には氷霧が現れ、可視距離0メートルを記録した。
中国気象台は3日、 北京と天津、 河北省の首都圏、 山西省等の地域に史上初「赤色警報」を発令した。これは2014年度、 当局が予報システムを修正して以来はじめて。
「赤色警報」は1級警報とも呼ばれ、発動されると車両通行制限や屋外作業の停止などの強制措置の他に、学校の授業停止や外出の自主規制などが呼びかけられる。
(訳・齊潤)
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中国北京市と天津市と河北省など7の省の60以上の都市でこのほど、広範囲で深刻な大気汚染が発生し、濃いスモッグに覆われた。各行政は応急的に、工場の運行停止や大型車両の通行禁止措置などをとった。
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