創作か宣伝か
カルチャーショック与える、米中の差を伝える皮肉な文章
アメリカに来て数年が経った。来たことを後悔しているー。このような出だしで始まる文章が最近、中国のネットで話題になっている。中国共産党の思想に基づく見方で米国の普遍的な現象について非難する文章で、読んだ人に、米中の大きな社会差のカルチャーショックを与えている。
作者は、渡米した中国人留学生とされる。拝金主義、唯物主義、伝統破壊、環境への無配慮などが常識となった現代中国社会から見ると、米国は「中国よりはるかに遅れている、皆行くべきではない」と作者は結論づけた。
文章は、極端な例が含まれているので創作である可能性が高いが、詳細は不明。その狙いは、自由と民主主義に基づく米国社会のあり方は、批判好きな現代中国の視点からどのように罵倒するのかという事例を示し、いかに中国社会が滑稽であるかを表している。また、中国では共産党の思想コントロールが厳しく、情報封鎖がいかに強いかを示唆している。
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