修行の極み 心が動じない白隠禅師

白隠慧鶴(はくいん えかく)は江戸時代に生まれた禅僧で、芸術家で作家でもある。人々に白隠禅師(はくいん ぜんし)と呼ばれていた。臨済宗の中興の祖、「五百年に一度の大徳の士」と称されるほどの日本仏教史上では、偉大なる禅師である。

白隠禅師にまつわるエピソードの中で、次の話があった。白隠禅師は托鉢をしてある家の前にたどり着いたが、家の主人は彼を門前払いした。しかし、彼は修行の問題を考えることにふけていたため、主人の拒否に気付かず、家を離れず門の前でボーと立ち続けていた。それを見た主人は怒り心頭し、箒を手に取って勢いよく彼を殴った。白隠禅師はその場で失神して倒れたそうだ。

また、ある時、布生地の商売をする家の娘が未婚で身ごもった。面目ないと感じた両親は娘を問い詰めた。娘は彼氏をかばおうとして「白隠禅師とできた子だ」と父親が最も尊敬する白隠禅師の名を使った。

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