女ひとりで世界一周放浪記 9
複雑な歴史に翻弄され続けたウクライナの今
皆様、こんにちは。 今回からはヨーロッパの旅行記となります。 7月16日、約5カ月半いた中南米の旅に終止符を打ち、ブラジルのサンパウロから長時間のフライトの末、ヨーロッパ最初の国となるポーランドに降り立ちました。この記事では、その後移動したウクライナ滞在の様子についてお伝えします。
ウクライナには、7月26日から8月5日までの11日間滞在しました。ウクライナという国について、皆様はどのようなイメージをもたれているでしょうか。私にとってウクライナは、「美女が多いらしい」というイメージ以外、ほとんど知らない未知の国でした。
ウクライナの歴史を辿ると、ソ連崩壊に伴い1991年に国家として独立するまで、近隣の強国に常に脅かされ、その支配を長く受けてきました。故に、ウクライナという国の大きな特徴として、その言語、文化、宗教などあらゆる面において、様々な地域の要素が混じり合っているということが挙げられるでしょう。またウクライナ西部にはウクライナ系住民が住み、東部にはロシア系住民が多く住んでいるため、東西で雰囲気が驚くほど異なります。
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