中国共産党はずっと違法のまま? 高齢女性、するどく公開状で指摘
7月1日、中国共産党の設立から95年がたつ。この節目に、北京在住の高齢女性は「中国共産党は設立以来、正式な政党として登録されたことはなく、違法組織のままだ」と、習近平氏にあてた公開状で指摘した。
「中国共産党は違法組織」高齢の北京市民が指摘
80歳以上の高齢女性、王秀英さんは、強制立ち退きに遭ったとして非遇を訴える北京の陳情者。公開状によると、王さんが最近、政府管理の情報公開サービスを通じて政府に質問したところ、「共産党は国家民政部(総務省に相当)で正式な政党として登録してなかった。しかも組織に割り振られる番号すらない」ことを、回答から知ったという。
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衛星放送の新唐人テレビは1月はじめ、中国民主化を支持する2人の欧州の政治家にインタビューを行った。2人は、習近平・中国国家主席が共産党による専制政治を解体させることで、本当の改革になるとの望みを示した。
欧米諸国の大学や研究機関に留学した中国大陸出身の学生は、一般的に健全な批判精神を持った論理的、合理的な思考つまり「批判的思考(critical thinking)」がないとされる。最新の研究によると、このことの根本的な原因は中国共産党(以下中共)による洗脳教育にある。
中国共産党機関紙の元スタッフが5月9日までに大紀元の取材に応じ、中国政府メディアによる国内情報や世論操作の手段を暴露した。この人物は大紀元に自身の辞職表を公開し、そこには「もう(政府や役人を)賞賛したくない、もう(国民を)脅したくない」といった内容を記していた。
米ジョージ・ワシントン大学教授で中国政治が専門のデイビッド・シャンボー氏は、中国在住の友人から一通の手紙を受け取った。在中米国人である友人は、現代中国のかかえるさまざまな問題点を手紙にしたため、共産党崩壊の予兆についても記していた。
中国の著名な人権派弁護士で、上海当局から監視されている鄭恩寵氏は、入院中の出来事について大紀元に明かした。鄭氏によると、病院で出会った市民は、共産党政権と江沢民に対して否定的だという。また、共産党政権が国内の実情を隠しても、インターネットで知ることができ、「一般市民は無知ではない」と述べた。
鄭氏は、毎日のように若者と交流するなかで、「一般の中国人はかなりの程度目覚めていると思っている」と感じた。「彼らは、時たまに副省長レベルの幹部が逮捕されていても何の興味も湧かない。腐敗汚職のトラは1匹2匹しかいないわけでもなく、当局が1カ月で100~200ものトラを退治しなければ本気で反腐敗に取り組んでいると思えない、と明言している」。
中国国営メディアに非常に意味深な記事が掲載された。「明朝が滅亡の危機にさらされているというのに、兵士は無給、皇族高官は財布の紐を緩めない。朝廷の文武百官は、そろいもそろって無能を装い、ついに偉大なる明朝が滅亡を迎えた」といった内容だが、国営メディアがこの種の報道をすること自体、極めて異例のことだ。だがこれより前にも、当局の指導者層から幾度となく「腐敗による党の滅亡」の警告が発せられている。