四川大地震から8年 義援金500億元(8400億円)が使途不明
2008年5月12日、中国の四川省で起きた大規模な地震「四川大地震」から8年が経過した。集まった義援金の使途に関してはこれまでも各界から注目が集まっていたが、ずさんな政府発表に業を煮やしたネットユーザーの間で、このことが再度話題の焦点となっている。
中国民生部の資料によると、地震発生後の半年間で中国全土から被災地にあてて約652億元(約1兆970億円)の義援金が集まったほか、約110億元(約1850億円)分に相当する支援物資が届けられた。しかしメディアが発表したデータに基づくと、これ迄に使用された義援金はわずか151億元(約2540億円)にとどまり、全体の23%に過ぎないことが明らかになった。残りの501億元(約8430億円)は一体どこに消えてしまったのかは、依然として不明のままだ。
精華大学の研究報告による義援金の流れ
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