キューバの首都ハバナの風景(著者提供)
女ひとりで世界一周放浪記 3

キューバ 謎多い国のイメージと現実

変遷の時代を迎えているキューバ

世界一周2カ国目はキューバです。2月26日から3月3日までの約1週間の滞在でした。

キューバと言えば、チェ・ゲバラや葉巻、音楽文化などが思い浮かびます。加えて、私にとってキューバ=社会主義国家で、「閉ざされた未知の国」というイメージがありました。「キューバ国民はインターネットが使えない」とか「海外旅行を禁止されている」など、キューバ国民には外界を知る術がないのだという噂を以前から聞いていました。しかし最近、そのキューバがアメリカとの国交正常化により大きく変わりつつあるのだという話も耳にしました。実際のところキューバの現状はどうなっているのか、自身の目で確かめたいという思いがありました。

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