6300人の法輪功学習者による地上絵「法輪常転」=台湾
11月28日、台湾、韓国、日本、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地から集まった6300人の法輪功学習者が、台湾・台北市にある中正紀念堂前の自由広場で、縦横90メートルにもなる地上絵「法輪常転」を作った。
中国共産党のプロパガンダである「全世界で法輪功を修練する人はいない」が嘘であると、法輪功はこの地上絵の活動で世界中に示している。「多くの(本土からの)観光客の法輪功に対する誤った考えを変えることができた」と、今回の地上絵活動を指揮した蔡守仁氏は大紀元に話した。
世界には「真・善・忍」が必要
法輪大法(法輪功)は李洪志氏が創設した佛家修練法。宇宙の最高特性「真・善・忍」に基づいて、心身を鍛える性命双修の功法だ。現在、台湾には数十万人の学習者がいる。
台湾法輪大法学会の理事長・張錦華氏は「現在、世界中でテロ組織による大量虐殺など、例を見ない残酷な事件が多発している。また人類の自然破壊で、各地で環境汚染や地球温暖化の問題が起きている。人類には『真・善・忍』が必要だ。人々がたがいに誠実さと慈悲、寛容な心を持つことが世界平和につながる」と大紀元に語った。
「法輪常転」の地上絵
16年間地上絵のデザイン設計をしている呉清祥さんは今回の地上絵についてこう述べた。「法輪は法輪大法のシンボル。中心には大きな卍符(まんじふ)があり、その周りには小さな卍符と太極がある。卍符は佛家、太極は道家のものだが、それは法輪大法が佛家も道家も含まれる宇宙大法だから」「世界は乱れて、人々は慌ただしい生活を送っているが、多くの人々は自分が何のために生きているのか分からない。(法輪大法を)修めることで、生きる道を見失わなくなる」。
地上絵を初めて見る中国本土の観光客
中正紀念堂は観光名所で、中国本土から多くの観光客が訪れる。天津から来た李さんは、巨大な法輪功学習者が作る地上絵に驚嘆した。同行した友人に「私の同級生に法輪功を修練している人がいた。とても善良な人で、誰に対しても親切だった。しかし不法に刑務所に入れられ、残虐な迫害を受けている」と伝えた。
本土から来た陳さんも、地上絵に圧倒されたという。本土では法輪功が禁止されているが「個人の信仰の自由があるべきだ」と述べた。また「台湾には中国の伝統文化がたくさん残っている。自由で、人々は親切で思いやりがある。猜疑心が強く、身内にも本音を言えない本土の中国人とはまったく違う」と語った。
(翻訳編集・山本アキ)