【佛家故事】 黄金毒蛇
【大紀元日本4月3日】ある日、釈尊(しゃくそん)は阿難(あなん)をつれて舎衛国の野原を散歩していた。突然、釈尊は足を止めて言った。「この田園の畔の小さな丘の下に、毒蛇が隠れている」。阿難は釈尊が指した方向を見ると、「はい、恐ろしく大きな毒蛇がいますね」と言った。ちょうどその時、付近で畑を耕していた一人の農夫が釈尊と阿難の会話を耳にした。
農夫は彼らの話の真偽を確かめるため、丘の下まで見に行った。しかし、そこには黄金が詰まった壺が置いてあるだけだった。「ここには黄金しかないのに、毒蛇がいるって?お坊さんたちは、一体何を考えているんだ。何にせよ、俺は運がいい。野良仕事をやっていても苦労が多いだけで、こんな大金を手にすることなんてできない。これで、楽ができるぞ」農夫は嬉しそうにつぶやきながら、黄金を抱え込み、急いで家に帰った。
それまで一日三度の食事さえ保障できなかった農夫の貧しい生活は一変した。家具を買い替え、立派な衣装を仕立て、豪勢な食事を食べつくし、贅沢な暮らしを送った。村の農夫たちは彼の豹変ぶりに驚き、噂は瞬く間に広まった。しばらくすると、この噂は役人の耳に入り、役人は彼の取り調べを始めた。「これまでは生活が非常に貧しかったようだが、急に金持ちになったようだな。その金は、一体どこで手に入れたんだ?盗んだのか?」農夫は何も言わなかった。彼は厳しい取調べを受けたが、自分が泥棒ではないことを証明することができなかった。家族は役人に賄賂を送って彼を助けだそうとしたが、財産を使い果たしても農夫を救う事は出来なかった。
関連記事
突然の不調に、足がヒントをくれる?中医学と最新研究から読み解く足反射ゾーンの仕組みと、自宅でできるやさしいケア法を解説。見る・触れるだけでわかる体からのサインも紹介します。
助ければ感謝されるとは限らない——イソップ寓話「オオカミとツル」が伝えるのは、人の善意と期待の落とし穴。
年齢を重ねても、人は成長できる。停滞から抜け出し、もう一歩前へ進むための具体的なヒントとは?忙しい日常の中でも実践できる「視野を広げる7つの方法」を分かりやすく紹介します。
汗はただの体温調節ではない?最新研究によると、汗には体の状態を映す「健康のサイン」が含まれ、糖尿病や神経疾患などを症状が出る何年も前に示す可能性があるといいます。ウェアラブル技術とAIで進む「汗による健康チェック」の最前線を紹介します。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は3月10日、東京ドームで1次リーグC組の1試合が行われ、日本代表はチェコ代表に9-0で勝利し、4戦全勝で首位通過を決めた。