チベットの光 (84) ミラレパの遺品

【大紀元日本1月24日】弟子たちは、ミラレパがすでにあの世に逝ってしまい、舎利子が得られなかったことを嘆いて泣き叫び、哀しみの中で祈った。このとき、彼らは突如として空中から尊者の声を聴いた。

 「弟子たちよ、悲しむことはないぞ。崖石の下を見てみよ。銘を刻んだ石と供物が見つかるであろう」。こうして、皆が崖石の周辺を探すと、果たして銘が刻まれた石が見つかった。この崖石は、現在でもチューバ寺で見ることができる。

 弟子たちは、尊者が逝去したことで悲しみにくれていたが、尊者の言ったことを思い出した。土釜の下に、遺言と黄金があるというのだ。果たして、皆が土釜の下を見てみると、布きれに果糖、それに小刀と砥石が一緒に見つかった。そして、その小刀には文字が刻まれていた。

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