チベットの光 (83) 舎利子

【大紀元日本1月17日】あくる日の早朝、ラティンバが目を覚ますと、多くの空行母が天上の各種の珍しい宝物を携えてきて祭壇に入れ、尊者を供養しているのが見えた。しばらくして、ラティンバは五体の主要な空行母が、手に何か光るものをもって祭壇から飛び出てくるのを見た。

 ラティンバは、それらの出て行く神を見て突如として思った。「ああ、あれはきっと空行母が、舎利子(※1)を持っていったのにちがいない」。彼は急いでそこに駆けつけたが、すでに空行母が、舎利子をもって空中に去っていった後であった。

 ラティンバはすぐに弟子たちを起こした。皆が慌ただしく祭壇に駆けつけ、中を開けてみると、果たして舎利子は何も残っていなかった。ラティンバは大変悲しんで、空行母に求めた。

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