中国著名映画監督 「一人っ子政策」違反で1.3億円罰金
【大紀元日本1月10日】中国の著名映画監督張芸謀氏は、「一人っ子政策」に違反したとして、約748万元(約1億3千万円)の罰金を科せられた。
昨年5月、張氏には7人の子供がいるとの疑惑が取り沙汰され、中国国内メディアが相次ぎ報道した。「その社会的地位により、『超生』が許された」と世論の批判が集中し、中国国内で注目の話題となった。
張氏はその後、2011年に再婚した女性との間に息子2人と娘1人がいると認めた。
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中国北京市では4日、当局の諮問機関にあたる中国人民政治協商会議(政協)が開幕された。中国メディアによると、政協の男性委員は会議で、少子化の対策として30歳以上の未婚女性の出産を認めることを提案した。
中国国家統計局は17日、2021年の全国出生数は1062万人で、5年連続の減少と発表した。また、昨年の出生率(人口1000人当たりの出生数を示す比率)は7.52人と1949年の共産党政権樹立以来の最低水準を記録した。
近年、中国の少子化問題は深刻になる一方のようだ。地方政府はこのほど、子育ての負担を軽減するとして優遇融資策を相次ぎ打ち出した。中国では初の試みとみられる。
中国は日本よりもはるかに深刻な少子化に直面している。中国共産党政権は7月20日、夫婦1組につき3人まで子供をもうけることを認める方針を打ち出したのに続き、出産を奨励するさまざまな政策を導入する文書を正式に発表した。中国共産党(中共)は、急速に進む少子高齢化による経済成長鈍化などへの危機感を抱き、産児制限を緩和する方針だ。