中国著名映画監督 「一人っ子政策」違反で1.3億円罰金
【大紀元日本1月10日】中国の著名映画監督張芸謀氏は、「一人っ子政策」に違反したとして、約748万元(約1億3千万円)の罰金を科せられた。
昨年5月、張氏には7人の子供がいるとの疑惑が取り沙汰され、中国国内メディアが相次ぎ報道した。「その社会的地位により、『超生』が許された」と世論の批判が集中し、中国国内で注目の話題となった。
張氏はその後、2011年に再婚した女性との間に息子2人と娘1人がいると認めた。
その妻の出身地である江蘇省無錫市当局は9日、「重い違法行為があった」として、748万元を徴収する決定書を送付し、異議申し立てがない場合は30点xun_ネ内に納付するよう求めた。
中国では一人っ子政策に違反した罰金の額は年収の3~10倍と定められているが、有名人や富裕層への抑制力が弱く、違反が多発している。政府は有名人・富裕層の罰金額を引き上げるなど対策を取っている。
80年代から映画監督として頭角を現した張氏は江沢民元国家主席の寵愛を受け、2008年北京オリンピックの開会式と閉会式の総合プロデューサーを務めたと言われている。
周永康前政治局常務委員への調査が取りざたされるなど、江沢民勢力が総崩れするなか、今回の罰金処分について、「江沢民の身辺は軒並み不運になった」という声も聞かれた。
(翻訳編集・叶子)
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