チベットの光 (81) 復活

【大紀元日本1月3日】「ああ!」ラティンバはこれを聴くと、心には刀で切られたような痛みが走り、全力で尊者が涅槃に入った洞窟に向かった。彼がチューバ地方の宝塔の形をした平地に到着すると、面前に師父が出現し、満面の笑みをたたえながら言った。「わが弟子ラティンバが帰ってきた」

 ラティンバは、まだ涅槃に入っていない師父を見て、言い知れぬ喜びが沸いた。彼は師父に礼拝し、さまざまな質問をした。尊者は、これに回答し、最後に言った。「私は先に往くから、君は後から来なさい。将来、私が迎えにこよう。くれぐれも、私の話を忘れないように」。尊者は、こういい終えると、瞬く間に目の前から消えた。

 ラティンバの心は引き締まり、飛ぶようにして尊者が涅槃に入った洞窟へと走った。 彼がそこにつくと、洞窟の外で多くの弟子たちと施主たちが、悲しみにくれて祈祷をしているのが見えた。彼は急いで洞窟に入ろうとしたが、面識のない新修の弟子たちがこれを遮った。

▶ 続きを読む
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。
ふとした笑いやユーモアが、気持ちを軽くし、人とのつながりを保つ助けになることがあります。ただし、その使い方には少し注意も必要なようです。