チベットの光 (80) ラティンバの帰郷
【大紀元日本12月27日】ある夜、ラティンバがロウォロタ寺で修行していると、チューバ地方がまばゆいばかりの光に包まれているのが見えた。彼が目を凝らして見ると、山中でさんさんと光を放つ水晶宝塔が出現しており、その宝塔の傍らには無数の空行と天神たちが控え、あの世との行き来をしていた。天神と空行の歌声は、天の雲間に響き渡り、天と地は七彩の供養雲に覆われていた。地上では、ミラレパ尊者の弟子たちとその施主たちが敬虔な祈りをささげていた。
ラティンバは、すぐさまひざまずき、宝塔に拝礼した。すると突然、尊者の顔が宝塔の中から出現し、優しくラティンバに語りかけた。
「おまえは私の話を聞いて、すぐに帰ってこないが、もしもう一度師弟として会えるのなら、私は大変嬉しいよ。これからは、われわれ師弟はもう会うこともできないだろうから、この機運を逃がさないようにしておくれ。またつもる話でもしようじゃないか」
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