芸術を愛好した皇帝 北宋・徽宗の明と暗 

中国歴代の皇帝は、その個人に初めから権威があったわけではない。つまり、権威の象徴は個人ではなく、あくまでも天から授かったとされる皇宮の玉座にある。その前提の上で、覇権争いの末、その玉座についた人物に対して、後天的に絶大な権威が与えられるのである。

 だからこそ皇帝たる人物は、自身がその地位にふさわしい権威を付与されるよう、努力しなければならない使命をもつ。そのような皇帝の使命という視点から、文人皇帝として名高い北宋・徽宗について考えてみる。

 尊敬される皇帝の条件

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