【大紀元日本7月12日】上海市でこのほど、有毒モヤシを栽培する闇業者が摘発された。「ホルモン剤使用でひげがない。尿素に浸すため、成長が早い。工業用漂白剤で白くする・・・」、まさに毒づくしのモヤシだ。
国内メディアは、同市閔行区近郊にある闇工場の様子を明かした。十数個のプラスチック製タンクに、汚い毛布と破りかけたビニールシートがかけられ、開けるとカビの悪臭が鼻に付く。中のモヤシは大きさが揃っており、白くてひげもなく、非常に見た目がいい。地面には漂白剤、尿素などの薬品の袋が無造作に置かれている。他のタンクには正体不明の濁った緑色の液体が入っていて、刺激臭を発していた。
また情報提供者の話として、有毒モヤシには、ホルモン剤、成長促進の薬剤、防腐剤、漂白剤が大量に使われ、栽培期間は従来の半分に短縮できるうえ、見た目はいいという。栽培に必要な大量の水は付近の汚染された川の水そのまま使っている。
一人の闇業者は、「業界では周知のことだ、秘密でもなんでもない」と話した。
インターネットでは、有毒モヤシ栽培用の薬品が販売されている。使用マニュアルまで提供する業者もいる。しかし専門家は、紹介される薬品の発がん性を警告している。
(翻訳編集・叶子)
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