英国バイリンガル子育て奮闘記(104)英国の大学から日本訪問(2009年)

【大紀元日本9月12日】美術ベースの建築のコースは、かなり厳しかった。資格をとるには最低7年かかる。とりあえず、3年間の学士のあと就職し、仕事の経験を最低1年積んでから2年間の修士課程に戻る。そして1年の見習いがあってようやく建築士になれる。実際にこの道のりを歩まなくても、最初の3年だけでも幅広い教育が受けられると知人に教えられた。まさにその通りで、筆記試験がない代わりに、模型作り、プレゼンテーション、ルネッサンスの建築物に関する論文、環境、素材、市政府からの許可の取り方などなど、あらゆることをやらされていた。

何日も徹夜して制作した模型に「階段はないの?」と先生に皆の前で一蹴されたり、「なんでアイデアだけで寸法がないの?ラクな道を選んだんだね」など、1年生の最初からしごかれていた。2年生になってすぐ、娘から電話が掛かってきた。「日本に行くの」とまた、たわごとかと笑っていたら、今年、初めて課外学習に日本が加わったとのこと。なんでも娘の担任が日本に長年、建築士として居住していて、民家の設計にも関わっており、「是非生徒に自分の設計をみせたい」という先生の一念で実現した旅だったようだ。

イタリアとかロンドンとかのオプションもある中で、16人の学生が日本ツアーに参加した。驚くべきことに、集合場所が東京駅。ロンドンから日本に行って、東京駅に着くまでは、フライトの手配から宿泊設備まで、各自で手配しなさいとのこと。東京では密集した建築物の中に残されている鳥居を見ることが組まれていたが、娘は自由行動にさせてもらい親戚に会いに行っていた。

▶ 続きを読む
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます