日本への義援金 「今すぐ届けてほしい」 段階的に送る赤十字社に批判の声=台湾
【大紀元日本4月16日】東日本大地震発生後、台湾の赤十字社に集まった義援金はすでに18億台湾ドル(約51億円)を超えていた。しかし、6日に台湾赤十字社から日本に送られた義援金は4億3000万台湾ドル(約12億3000万円)と報じられている。「残りの義援金はどうなっているのか」と怒る台湾の民衆は赤十字社に対して、全ての義援金を直ちに日本に送ることを求め、Facebook上で署名運動を始めた。
1日で2万人も賛同した署名活動に、「今すぐ届けてほしいから募金したのに」「被災地は今困っている。皆の気持ちを無駄にしないで」「詐欺じゃないのか?」といったコメントが寄せられている。
瞬く間に広がる批判に対して、台湾赤十字社は、被災地の再建計画を審査した上で、義援金を段階的に送るのは従来通りの手続きだと主張し、このやり方が最も責任が果たせると強調した。ネットユーザーの批判について、同社の陳長文会長が「台湾の教育の問題だ」と発言し、それにより、ネット上の書き込みが再燃し、陳会長の傲慢な態度が非難の的となった。
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