【人生つづれ織り】 お客から教わる温故知新 山本そろばん店 岩崎宏美さん

【大紀元日本12月28日】『ジャンジャン』と『ちきちき』。そろばんの質は振って鳴らしてみるとわかる。前者は硬い黒檀の珠(たま)が並ぶ方で、その音には深みがある。後者は柔らかい方で、軽いプラスチックのような音だ。素人耳でも違いは明らかにわかる。

江戸の下町情緒あふれる街・東京浅草に、そろばん専門店「山本そろばん店」がある。創業70年のお店は約100種のそろばんを揃える。この店のお客を最初に出迎えるのは、2メートルはある大型そろばん。昭和20年代に大学講堂での授業用に作られた特注品で、手のひらほどある珠が並ぶ特大そろばんを目にすると通行人は思わず足を止める。

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