中国漁民53人拘束も沈黙 中国当局、ロシアに弱腰外交
【大紀元日本11月20日】ロシア国境軍は今年、昨年比で2割増の合計53人の中国籍の漁民を拘束している。そのほか17隻の違法操業の中国漁船を取り押さえ、760隻の中国籍船をロシア水域から追い払っている。16日付のノーボスチ・ロシア通信社の中国語ネット版が伝えた。
漁船は中露国境を流れるアムール川(黒龍江)やウスリー川(烏蘇里江)のロシア側に入って密漁をする。ロシア安全総局のスポークスマンは16日、「毎日のように中国からロシアへ侵入する者がいる。彼らは捕まえた後も反抗し、敵意をあらわにしている」と述べた。
一方の中国当局は、日中の尖閣諸島問題で示した強硬な態度とは裏腹に、ロシアが頻繁に中国漁民を拘束していることに対し、一貫として沈黙の姿勢を保っている。実際、中国政府はロシアに対し、多くの問題で弱腰外交を展開してきた。
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