東京・小石川後楽園:和漢の才人 水戸光圀と朱舜水

【大紀元日本11月1日】奈良朝において日本は、国家の大事業として遣唐使を派遣し、国政の基盤となる律令制度を唐に学んだ。

もちろん、日本が中国文化を受容したのは奈良・平安朝だけではない。鎌倉時代には、国交はなかったが、中国大陸の宋・元との間で交易がおこなわれていた。民間による私貿易であるため物品交易が主であったのだが、特筆すべきはその往来のなかで芸術や文化も確実に伝わっていたということである。

江戸期に入ると鎖国政策が採られたが、長崎だけは海外への窓が開かれていた。江戸初期、中国では漢民族の明朝が倒れ、北方の満州族の清朝に代わろうとしていた。そんな折、万治2年(1659年)に長崎に亡命してきた中国人のなかに、明の遺臣で儒学者の朱舜水(1600~1682)がいた。

▶ 続きを読む
関連記事
スマホの長時間使用は、視力低下、聴力障害、心血管リスク、姿勢異常、生殖機能低下、メンタル不調まで関係します。専門家が指摘する6大リスクと減らし方を紹介。
客室乗務員が勧める搭乗前の9つのマナー。髪を洗う理由から服装・香水・裸足NGまで、機内を快適に過ごすための意外なコツを紹介します。
果物や野菜がすぐ傷む原因は、熟成を促すガス「エチレン」。その働きを理解すれば、熟成を早めることも遅らせることも可能です。食材を長持ちさせる保存ガイド。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します