【大紀元日本5月3日】道端にはえる蔓性の多年草。蔓が這って、垣根をくぐり抜けるのでこの名がついたといわれます。また子供の疳(かん)を治すことから疳取草(カントリソウ)ともいわれます。茎葉には香気があり、4~5月に紫色の唇形の花が咲きます。乾燥した全草が連銭草(れんせんそう)という生薬です。
【薬用効果】腎臓病、糖尿病に、子供の疳、虚弱に有効です。一日量は乾燥した全草を10~15g煎服します。子供には煎液半量くらいを数回に分け、砂糖を加えて飲ませます。生葉の絞り汁は水虫に塗布します。
【食用】全草をお茶にして飲みます。また薬用酒にして糖尿病、強壮のために飲まれます。
【染色用】花が咲いている頃、全草を採って水から熱し染液とします。熱い染液に浸して十分に染めます。アルミ、錫媒染で黄土色に、銅媒染でミル色に染まります。
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