両会開催中、千人の直訴者が当局と衝突=北京

【大紀元日本3月9日】今年の全国人民代表大会および中国人民政治協商会議(両会)は3月3日より開催された。開催日の1週間以上前から自分たちの不当な扱いを訴えるために、全国各地から直訴者たちが北京に次々と押し寄せた。これに対して、当局は直訴者たちを強制的に拘束した。また、両会開始以降連日、当局関係者は女性直訴者たちに対して暴力を振い怪我をさせたため、約千人の直訴者たちの不満が爆発し、当局関係者らに殴り返したり、警察の車を破壊した事件が発生した。被害を受けた女性直訴者は病院へ運ばれた。一方、陜西省出身の女性直訴者は天安門で焼身自殺を図った。

3月3日、北京南駅で当局警察は山東省から来た直訴者4、5人を拘束した上に、さらに数人の年配の女性直訴者に暴力を振るったため、周りの民衆が怒りを引き起こし、警察らに殴り返し、警察の車を破壊した。山西省から来た直訴者・梁雅仙さんは、「山東省出身のある年配の女性が警察に追われ、捕まえられて顔を床に強く押し付けられた。当時、現場にいた約千人の民衆が怒り、警察の車を破壊した」と語った。

一方、同日に上海から来た68人の直訴者は北京治安総本部へデモ行進を申請したが、これに対して当局警察は北京に駐在している上海当局関係者に通報し、全員を拘束させた。また、北京の人権活動家・曹順利さんが治安総本部警察から暴力を受け、行方不明になり、同件に対して各界へ関心を寄せるよう呼び掛ける情報が寄せられた。

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