【大紀元日本1月14日】米国神韻ニューヨーク芸術団は1月9日、カナダ・トロントのジョン・バセット・シアターで、大盛況の下2回目の公演を幕を下ろした。カナダのピーター・ケント国務相(外務・アメリカ地域担当)は、神韻公演について、ひときわ異彩を放つ素晴らしい衣装、きらびやかな舞台は壮観そのものであり、不思議な中国古典舞踊の姿や非凡な音楽が鑑賞できるほか、人々に精神的な啓発をも与えてくれると絶賛した。
ケント国務相はかつて、CBC、CTV、Global、NBCなどのテレビ局ベテラン記者で、カナダ国家テレビ局、グローバルラジオ放送局ニュース報道評論番組のNationalおよびFirst Nationalの司会を務めた。
カナダ政府を代表し、神韻公演に祝賀
ケント国務相は、カナダ政府を代表し、主催側のカナダ法輪大法学会に対し、素晴らしい神韻芸術団の公演をカナダに招聘したことに感謝の意を示した。
ケント国務相は、「この公演は非常にプロフェショナルであり、劇・舞踊・音楽および個人の演出を専門的にアレンジしたことはとても珍しい。神韻の舞台は、精神的な高さとその演出が見事にアレンジされ、深い意味合いを醸しだし、優雅で力強い」とし、「地域社会や国家、あるいは全世界にとって、多くの試練を迎える今こそ、神韻公演が伝える重要なメッセージを真摯に受け止めるべきである」と語った。
価値観と美徳を普く伝える
また、演目は全世界の人々が享受し大切にすべき価値観を表現しており、異なる文化背景を持つ人々にとっても共通のストーリーであることを示し、「(演目の)ストーリーは他の文化の中でも異なる形で普く伝えられているものだ。基本的には人間性、人類精神を反映し、善良は悪制に、正義は邪悪に勝つことを信ずる。これらのメッセージは、舞踊を通じてはっきりと伝わってきた」とコメントした。
さらに「正義が邪悪に勝つ主題は極めて重要である。これはわれわれが探し求める精神的啓発であり、人類の最終目標であり、美徳である。これを家族で分かち合い、地域社会で実行すべきだ」と強調した。
最後に「善良という美徳、威風堂々と武力や権勢にも屈服しない精神力、慈悲の中で再生する精神の神聖さなど、人類はこれらの価値を大切にし、すでに数千年も経っている。未来の数千年も同じようにこれらの価値を大切にしてほしい。本当に素晴らしかった」と語った。
神韻芸術団ホームページによると、同芸術団は、人類の正統な文化の復興を目的とし、すべての演目の内容は神から伝えられた正統な人類の精神文化を中心に、純善・純美の芸術プログラムを創作している。
ベテラン報道記者の経歴を持つ国務相
ピーター・ケント国務相は昨年、ベテラン報道記者を経て政界入りした。冷戦後半にアメリカ合衆国の3大ネットワークの1つで、ナショナル・ブロードキャスティング・カンパニー(NBC)のベテラン欧州報道記者を務めた。
これまでに、第4次中東戦争、カリスマのピエール・トルドーカナダ首相、ベルリンの壁の崩壊、冷戦の終結、1967年世界博覧会、カンボジアおよびベトナム戦争など、20世紀を揺るがす重大国際事件を報道し、ウガンダの独裁者イディ・アミンの失脚、ジンバブエの独立、エチオピアの飢饉、イランのイスラム革命、旧ソ連軍のアフガニスタンからの撤退、国際テロリズムと武装蜂起などの報道は、国際社会に重大な影響を与えた。
ケント氏は、ロバート・ケネディ記念賞を受賞し、4度にわたりエミー賞にノミネートされた。06年、放送およびテレビニュース報道監督協会の「会長賞」を受賞し、カナダ放送界の偉人として殿堂入りした。
世界ツアーを行っている神韻芸術団は2月11日より東京公演が始まる。その後、名古屋・広島・大阪でも公演。詳しくは、日本公演公式HPまで。
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