婚姻をないがしろにした報い -国籍法改正案可決・成立へ-
【大紀元日本12月4日】参議院法務委員会は12月3日に理事懇談会を開き、外国人と日本人との間に生まれた子供の国籍取得要件から婚姻要件をはずした国籍法改正案を4日に採決することを決めた。改正案は5日の参院本会議で可決・成立する見通しである。
この国籍法改正案は、平成20年6月の最高裁判決により、日本国民の父と日本国民でない母との間に出生した後に父から認知された子について、父母の婚姻により嫡出子たる身分を取得した場合に限り日本国籍の取得を認めている現行の国籍法は違憲であるとされたことを受けてのものである。
この法案には偽装認知を防ぐ手段が欠如しているとの指摘や、また関連する戸籍法などの法改正がないことなどを理由に改正案への反対意見が挙がっているが、ここではこれらとは異なる視点を提供したい。
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