四川大地震、児童死亡者1万9千人=中国政府が公表

【大紀元日本11月24日】北京当局は11月21日、今年5月に起きた四川大地震で1万9千人の学生や児童が死亡したことを初めて承認した。これと同時に、四川省北川県のある学生の家族代表が家族抗議を組織した疑いで当局に逮捕、起訴された。弁護士によると最高5年の判決の可能性があるという。

中国共産党政府サイドはこれまでずっと地震による死者あるいは行方不明者は9万人と伝えてきたが、死亡した学生に関するいかなる情報も発表したことはなかった。四川省常務副省長・魏宏氏は21日、中国国務院情報弁公室の定例記者会見において、当局は詳しい事実の確認中であり、まだはっきりとした数字は出ていないが、公表できる数字として1万9千65人の学生や児童の死亡を伝えた。

魏常務副省長によると、被災者数百万人が綿入れ布団を必要としておりこれがなければ冬は越せず、住居も必要としているという。同氏はさらに、たとえ人々が既に数百万着の綿入れや衣服の寄付を受け取っているとしても需要はさらに多くなるだろうと話している。

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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。