大手企業賃金滞納、労働者抗議デモ=中国浙江省

【大紀元日本10月16日】中国浙江省紹興市で10月8日午前9時ごろ、地元大手企業の労働者千人以上が抗議デモを行い、工場付近にある金柯橋通りを遮り、交通を妨げた事件が起きていたことを、香港・中国人権民主運動情報センターがこのほど明らかにした。抗議者たちはシンガポールで上場している企業「中国印染ホールディング」の浙江省工場労働者で、会社側が賃金滞納したことに抗議した。

一方、抗議デモ中に公安警察数百人が沿道で待機していたが、労働者との衝突はなかったという。抗議者たちは午後1時ころに解散した。

情報センターによると、企業側はこの頃資金不足に陥り、労働者3千人に対して1~6ヶ月の賃金を滞納していて、各地仕入先に対しても2億元(約28億円)の支払いを滞納しているという。

▶ 続きを読む
関連記事
1月初めから中旬まで、中国各地で数万人を超える大規模な抗議デモが相次いでいる。トラック運転手の新制度抗議やタクシードライバーのストライキ、土地を失った農民の保障要求など、訴えの内容はさまざまだが、警察は多くのケースで暴力をともなう強制解散や逮捕を行った。
【大紀元日本6月13日】四川省巴中市で8日、警察官による暴力事件が発端で、市民1万人と警官隊との衝突事件が起きた。衝突は深夜1時まで続き、多数の負傷者が出た。ラジオ・フリー・アジアが報じた。 8日夜、
6月6日、双橋区の住民数千人が大足県との合併に反対するデモを行った。当局は機動隊を出動し弾圧した(ネット写真)【大紀元日本6月12日】四川省重慶市大足区で6日、数千人に上る抗議デモが発生した。当局は数
 【大紀元日本5月3日】四川省重慶市江北区魚嘴鎮の楼房村で4月20日、現地政府による土地収用をめぐって警察が村民に暴行を加え、村民30人以上が重軽傷を負う事件が発生した。半数を超える20人以上が重傷で
 【大紀元日本1月29日】6千人の従業員を抱える深セン東道物流公司(DDS)の支社がこのほど、相次いで倒産し、多くの失業者が未払いの賃金を求めて各地でデモを起している。25日には広州市東莞地区の従業員