【大紀元日本10月6日】中国広西チワン族自治区梧州市の食品会社「冰泉公司」はこのほど「中老年牛乳豆漿」「青少年牛乳豆漿」「花生(ピーナツ入り)牛乳」「牛乳栄養麦片(オートミール)」「純豆乳」の5大系列商品の回収を発表した。今回の回収はメラミンと関連があるのではないかとみられている。これらの商品は台湾、香港、マカオ、東南アジア、日本、欧米など十数カ所の国と地区に販売されたという。
広東省「南方日報」によると、インドネシア衛生部門は10月1日、冰泉公司の4種類の商品中豆乳飲料2製品と豆乳オートミール1製品からメラミンが検出されたことを指摘した。含有量は基準値を超え、2・4から36・3倍とさまざま。この他に花生牛乳からも微量のメラミンが検出されたという。
しかし、冰泉公司は回収行為を「安全のため」と言うにとどまっている。
報道では、広州市の各スーパーマーケットではすでに連夜にわたり関連商品の撤去作業が行われ、香港の惠康(ウェルカム)などスーパーマーケットのチェーン店でも全ての冰泉公司商品を回収していると伝えている。
香港食物安全センターはインドネシア方面と連絡を取り、これと同時に関連商品に対する抜き取り検査を行うべきと指摘している。
(翻訳・坂本)
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