【大紀元日本9月18日】中国国内での乳児用粉ミルクの有毒物質メラミン混入事件に新たな展開。問題の「三鹿集団」の製品のほか、22社の69品目からもメラミンが検出され、国内メーカーの有名ブランドも複数含まれている。
「中国国家質検総局」が段階的なサンプル検査を行い、9月16日上記の検査結果を公表した。「三鹿」のほか、「伊利」「蒙牛」などの国内有名ブランドも含まれ、メラミン含有量が最も高いのは「三鹿集団」の製品であるという。
北京五輪の参加選手に乳製品を提供するスポンサー、国内の乳製品大手の伊利・実業集団も上記のリストにあるが、中国国家質検総局は、五輪選手に提供した同社の乳製品には品質問題はないとしている。
香港当局の検査により、伊利社製造のアイスクリーム製品「伊利牧場大果粒酸乳味雪条」からもメラミンを検出した。
消費者の間に、食品に対する強い不安が広がっている。一方、ネットサイトでの関連の情報公開には当局の規制が見られ始め、一部では「愛国心」に関わる問題として削除されているケースもあるという。
(翻訳編集・叶子)
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